■がたつき、破れも簡単に補修できます。
和室にはふすまや障子、引戸、洋室にはドア、クローゼットの折戸など日本の家屋の室内建具にはいくつかの種類があります。それぞれにあったお手入れの方法とちょっとした修理を知っておくことが、上手に我が家と付き合うコツと言えるでしょう。
ふすま

ナイロンなどの静電気を起こすはたきをかけると、ホコリがきれいにとれます。また、ふすまがまだ新しいうちにはっ水剤の説明書に従いスプレーしておくと変色を防げます。




日焼けや汚れの程度によりますが3〜4年に1度の割合で、定期的に張り替えましょう。貼り方は枠を外して貼るやり方と枠を外さずにはるやり方があり、それぞれに適したふすま紙が市販されています。

■ふすまと柱の間に隙間ができた
家のゆがみ、あるいはふすまのゆがみが原因です。框(かまち)の下部を削るか、当て木を当てて調整します。







■ふすまが破れた
大きな穴があいてしまったら「腰ばり法」といってふすまの下2分の1〜3分の1だけに新しい紙を貼ります。1枚のふすまだけでなく、その部屋のふすますべてに貼らないとバランスがとれません。また、ふすま紙は模様替えのつもりでがらのきれいな和紙などを使ってもよいでしょう。小さな穴の場合にははがきを使います。

[小さな穴のふさぎ方]
@破れた部分を霧吹きで湿らせます。







A適当な大きさにきったはがきを差し込みます。







B木工用ボンドを薄めたものをふすま紙のうらに塗りていねいに張ります。