住まいの基礎知識 【外壁その2】



 塗料仕上げ1・・・鉄板下地
鉄板下地は表面の塗装によってさびなどを防ぎます。一般的にオイルペイント、エマルジョンペイント、アクリルエナメルなどで仕上げています。

■鉄板下地に使われる主な塗料と特徴
塗料
特徴等
オイルペイント 油性塗料。耐候性が高い
エマルジョンペイント 水性塗料だが、乾くと水に溶けなくなる。乾燥が早く、特に扱いやすい。
アクリルエナメル 褪色の少ない塗料。

汚れがついた部分は、かたく絞った雑巾で水拭きしてください。
ひび割れを起こすとすぐに下地に影響します。特に鉄板下地の場合は、塗料がはげるとさびるので、ひび割れを見つけたら早めに塗り替えてください。通常でも3〜4年を目安に塗り替えが必要です。専門業者に依頼してください。

 塗料仕上げ2・・・木材下地
木材下地に使われている主な材種はひのき、杉、アピトンなどです。一般的にオイルステインやワニス、ペンキなどで仕上げています。張り方としては下見板張り(横張り)と羽目板張り(縦張り)があります。

■木材下地に使われる主な塗料と特徴
塗料
特徴等
オイルステイン 木材に使用する透明の着色塗料。塗料の膜がごく薄いので、もちはよくない。
ワニス 油性のものが主で、木目をいかした塗装に敵し、つやを出す。被膜ができているので、もちがよくなる。
ペンキ 木目を隠してしますが、被膜ができているので、もちがよくなる。


汚れを見つけたら、雑巾などで水拭きをしてください。
2年ぐらいで塗り替えを専門業者に依頼してください。オイルステインは塗料の被膜がごく薄いため、日光や雨の当たる場所は早く褪色します。頻繁に点検し、必要に応じて塗り替えを専門業者に依頼してください。