湿気を防いで、上手に整理整頓を
収納スペースは押し入れ、クローゼットのみならず台所、玄関と家中の至る所にあり、それぞれの用途にあわせて収納設備もあらゆる種類がそろっています。お手入れに関してどの場所にも共通することは物を入れっぱなしにしないで、換気と定期的なお掃除を欠かさないことです。
押入れやクローゼット、下駄箱はカビを防ぐことが最重要課題です。

市販の除湿剤を置いておきます。湿気をより確実に解消するなら除湿器がよいでしょう。

ふだんはふすまや扉を1日15分ほど開け放しておくだけで、中の湿気を逃がすことができます。梅雨時は扇風機で風を送り込んで強制換気をします。

中の物をすべて出して掃除をするときは、掃除機でホコリなどを取り除いた後、拭き掃除をします。その後、すっかり乾燥させてからしまうことが大切です。

お風呂のすのこなどを利用して、その上に物を置くようにすると換気性がずいぶんと増します。

物をしまうときは、壁から5cmほどの隙間をあけておくようにします。
吊り戸棚やスライド収納、押入れの棚板には耐荷制限があります。重い物を載せ過ぎないように、また1ヵ所に集中させると棚がたわみますので、重い物は端に置くようにします。高い所には重い物を載せないこと、また、お子様が乗って遊ばないように注意してください。
・スライド収納の調子が悪い
種類はいろいろありますが、たいていは調整ビスをゆるめて扉やレールを調整します。調整後、ビスをきっちりと締めてください。


・カビが生えた

中の物を取り出し、掃除機でホコリやゴミを取り除きます。(下駄箱の場合はかたく絞った雑巾を使います。)ほうきやブラシで掃くとカビの原因となるので注意しましょう。 カビ取り剤を含ませた雑巾で拭きます。 かたく絞った雑巾で洗剤をていねいに拭き取った後、消毒用アルコールで拭き、しばらく開け放って乾燥させます。その間、中の物にも風を通し、外に干せるものは干しておくとよいでしょう。